風吹くままコラム風

風吹くまま(ゴルフ、ラーメン…)管理人がお届けする時事と風吹くままテーマに関するコラム(日記)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

死顔 吉村昭

死顔
吉村 昭著
新潮社
2006年11月発行


「ひとすじの煙」
「二人」
「山茶花」
「クレイスロック号遭難」
「死顔」

何故「次兄の死」を扱う短篇小説を「二人」(2003年1月号)だけでなく、最後の短篇小説「死顔」をまた書いたのか。

自分の遺言を示唆したことだろう。

つまり、「死顔」では、次兄の死と、自分の恩人でもある出版者の役員の死が重なり、次兄の葬儀で死顔を見ぬまま、恩人の葬儀へ、このプロットをいれた、そうすることにより、以下の境地を行えた。

<棺の中の死者は、多かれ少なかれ、それを眼にするのは礼を失しているように思える。死者が望むことではないだろうし、しかし、抵抗できず死顔を人の眼にさらす。
死は安息の刻であり、それを少しも見出したくない。>

それにしても、死から逃れられない氏は、身内の死を何度もリフレインする。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://downwindow.blog6.fc2.com/tb.php/493-e3e1990d
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。